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zoom RSS ポジティブでは救われない?

<<   作成日時 : 2016/02/15 11:15   >>

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まぁ、人生いろいろありますが、相談業をしている私がブログで泣き言を言ってもカッコ悪いだけなので、今日はちゃんとした話題をしましょうか(笑)。
昔から私は「ポジティブシンキング」というのが嫌いで、あの嘘くさくて偽善的な思考法にどうにも馴染めませんでした。
しかし、精神世界系には、この「ポジティブシンキング信者」が多くて、大変困ります。
何かアドバイスすると「ネガティブなことを言わないでください!」とか言う人もいるし、マイナスエネルギーに汚染されるからニュースは見ないだとか、正直バカバカしいカルト信者並みの発想としか思えません。
「エネルギーが乱れるから触るな〜!」と騒いでいたオウム真理教の出家信者を思い出させます。

大抵の自己系発本に載っている有名なたとえ話だと、コップにジュースが半分入っているのを見て、「もう半分しかない」と思うのはマイナス思考で、「まだ半分もある」と思うのがプラス思考なんだそうです。アホらしい。

仏教的思考法だと「コップに半分ジュースが入っている・・・」で終わりです。
「もう」とか「まだ」とか付けない。事実を事実として、ありのままに見る。一切の思考の色をつけない。これが仏教的思考法で正式には「無分別智(むふんべつち)」と言います。

プラス思考の問題点は「意識的に都合の悪い事実から目を背けている」ことにあります。
例えば、こんな思考パターンですよね?
「あ〜疲れた。あっ、疲れたと思うのはマイナス思考だから考えちゃダメだ。う〜ん、疲れてない、俺は大丈夫。明日も頑張れる・・・」
こんな感じでしょうか?
疲れている、という事実から目を逸らし、大丈夫だと自分に言い聞かせています。しかし、潜在意識には嘘は通じませんから、「疲れている」と記録されますし、魂のレベルでは「こいつは自分自身に嘘をつく奴だ」と刻まれます。
なぜ疲れているのか?
仕事が体力的にきついのか?それとも、この仕事が好きじゃないからなのか?
本当はここで自分を客観的に分析する必要があるんです。「大丈夫」と言いながら現実逃避している場合じゃないんですよ。

自分に嘘をついて、信じてもいないような架空の現象を自分に言い聞かせているような生き方は、全く持ってナンセンスです。
占星術的には、プラス思考になるか、マイナス思考になるかは、生まれつきの資質として決まっているので、訓練によって変えられません。ただし、別にどちらが有利というものでもありません。ただの個性です。
医者などは「マイナス思考」の方がいいと思いますよ。ミスをすれば人が死んでしまうようなシビアな現場では、常に最悪の事態を想定し、細心の注意を払うマイナス思考の医者の方が信頼できます。
「きっと大丈夫!」なんて、プラス思考で大雑把な手術をする医者に、自分の身体を切ってもらおうとは思いませんよね?(笑)
逃げ出したいほど怖いけど、それでも、「成すべきことをやる」と決意している「覚悟を持ったネガティブシンキング」の人の方が人間として魅力的な場合があります。

プラスもマイナスも、すべて才能です。プラスが良くて、マイナスは悪いと考えている人は、人生の真実の半分しか知らない人です。
ちなみにベトナム戦争で、マイナス思考の兵士ほど生還率が高く、プラス思考の兵士の多くは戦死した、という調査結果もあります。
マイナス思考の人は、日常的に死や魂について考えているので、追い詰められた状況でも冷静でいられますが、プラス思考の薄っぺらい人達は、敵に追い詰められると発狂して、喚きながら塹壕から飛び出していくのだそうです。もちろん、蜂の巣にされます。

プラス思考の代表格というとベッキーでしょうが、彼女も、縁起が悪いから黒は着ない、だの、毎日自分は大丈夫だと言い聞かせる、など、筋金入りのプラス思考信者だったことが知られています。
黒は悪いと言うのも、勝手な思い込みだし、大丈夫じゃない日だって本当はあるはずです。それらすべてを無視してプラス思考というカルト思想にはまると、耐え切れなくなった魂が暴走する時があります。
「これは不倫じゃありません」「略奪でもありません」「ありがとう文春」・・・ああ、もう、現実無視した「プラス思考教」の被害者であることが分かりますね。

客観的には、結婚間もなく、別の女性と付き合うようなキノコ頭の男が信頼できるわけないのだが、「きっと何とかなる」と信じるベッキーは止まらない。何とかなりませんよ。
「都合の悪いものは見ない」人は、人生の半分しか見ていないことになります。
文学や芸術、音楽の世界だって、どちらかというとネガティブな思考パターンの人達の方が魅力的な場合があります。
もし、世の中の人の大半がプラス思考だったしたら、世の中は今よりもずっとつまらなく、味気ないものになっていたと思いますよ。

闇を知らぬものに、光もまた、ない。
苦しみから目を逸らす者には、本当の感動は分からない。


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
今回もいいたいことを代弁していただいた気分です。
ありがとうございます。
私もブログに似たような話を書こうとしていましたが今回のお話ですっきりしました。のでもう書かないかも(笑)

本当にそうですよね。
光だ闇だ、ポジだネガだ、プラスだマイナスだと二元論でグダグダ言ってる間はまだまだ本質が見えてないと思います、といえるほど私は偉くもありませんが(笑)。精神世界系ではどうもネガティブを穢れ扱いして寄るな触るな状態で毛嫌いしてますが、私も「それは違うだろー」と思います。


まあ、人に説明するときは非常にわかりやすいんですけどね。二元論。
ネガティブも、言い方と使い方次第だと思いますけどね。
薄っぺらくて空中に漂う根無しポジティブよりずっといいと思います。
ありあ
2016/02/15 13:56
こんばんは、ありあさん。
人間の本質として「分かりやすい話をありがたがる」というのはありますね。
だから「人間は○○が9割」なんてパターンの本が売れるんですね。
でも、人間はもっと複雑で個性的です。すべての人を救える簡単な思考法なんてないのかもしれません。

基本的に私も、ありあさんも「ネガティブ思考」ですから、ポジティブ至上主義では迫害されかねません(笑)。
最近では、「マインドフルネス」なんて新しい考え方も出ているようです。
みんなそろそろ、プラス思考の怪しさに気がつき始めているんだと思います。
スイレン
2016/02/15 20:58
スイレンさんのブログ、やっぱり癒されます。
けっこう辛口なので、たぶん最初は慣れないと、えー!?と思う部分もあったりするひともいるかもしれません(笑)でも、読むとなぜか読後感はスッキリ。
まるで激辛カレーを食べてデトックスをするかのごとく、心のデトックスがなされていくのだと思います。心が晴れて行きます。

コメント欄のありあさんの「薄っぺらくて空中に漂う根無しポジティブ」という言葉に、あぁ〜、これだぁ〜!、なんて言い得て妙なのだろう、と思いました。
本来、本物のポジティブというのは、誰が見たってこれはダメだろう、もう不可能なんじゃないか!という真っ暗闇な状態からからでもポジティブ要素をひろってきて、「いや、それでも!」と誰もが諦める状況ででも、希望を見つけ出し、現実をくつがえし、価値の逆転を行えることだと思うのです。それを、はじめから悪いことを避けたい、とか、ネガティブを毛嫌いする、という発想になっている時点で、まだ何色にも染まっていないものを「悪いこと&ネガティブ」という色付けをして認識してしまっている。それのどこがポジティブ?というのをよく見かけますよ。本当に、”空中に漂う根無し”だとおもって、なんてうまい表現なんだ!と思わず笑ってしまいました。
おーざかなのくち
2016/02/16 14:50
(連投、失礼します)

スイレンさんがお書きになっておられるように「コップに半分ジュースが入っている・・・」というただそれだけのことに、「まだ」をつけたらあなたはポジティブで、「もう」をつけたらあなたはネガティブだというのが、いまの一般的なポジティブ/ネガティブ認識で、その底の浅さに悲しさを感じていたのは自分だけではなかったんだ、と読んでいて嬉しくなりました。プラス思考はわりと最近(20年前くらい?)言われ出したもののように感じられますが、もっと前のバブル時代にもこれが、「根アカ/根クラ」「積極的/消極的」前者はよい、後者は悪い、というような単純認識の元になっていて、結局世の中が薄っぺらいのは今も昔も変わらんな、などと思うところもあるわけですが(笑)。

じゃあ、薄っぺらで空中に漂う根無しポジティブがどこから来たのか、という元をたどれば、じつは薄っぺらで空中に漂う根無しネガティブから派生してでて来たのではないか、(いわれのない不安、とか、理由なき不明瞭な恐れ、など…)といろいろと考えさせられるところがありました。

スイレンさん、いろいろと大変な時期でしょうけれど、これからも真理を求める占星術師として、こうした良記事をたくさん生み出していってください。応援しています!
おーざかなのくち
2016/02/16 14:51

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