今回の災害で分かったこととは「スピリチュアル」を語る連中が全くの役立たずであること。 エハラ信者たちは「数年前から江原さんは地震の危険を指摘していた」などとブログで発言しているようですが、もともと宮城県沖で大きな地震が30年以内に起きる確率は99パーセントであると地震学者が指摘していたし、東海地震だの南海地震だの中越沖地震だの、日本で巨大地震が起きる可能性が高い場所がいくらでもあります。時期も場所も明記せずに「地震に気をつけろ」と言っただけで彼を予言者のように扱うのは論理的ではない。 この際、被災者を代表して言わせてもらうが、これほどの災害を自分の売名に使うようなクズと、それに群がるバカ信者どもには反吐が出る。現実を見ろ。命を奪ったのは地震そのものではなく津波だ。エハラの著作に津波を警告するような文章はない。あの観測史上最大の津波を「霊視」できていなかったとしたら、彼の力は何のためにあるのか?いや、もともと何の力もないのだ。 あのイカレタ翻訳家・山川夫妻はどうか? 彼らは鳩山が総理になったとき「鳩山さんは人類の意識を改革してくれて世の中はどんどん良いほうに変化していく」などとブログに書いていました。そしてそれを「天使のお告げ」だと言っておった。ところが鳩山は歴代総理の中で最も愚かと評されるほどの悪政。そして途中で仕事放棄して政治が国民の信頼を失った状態で影の薄い菅総理と交代、そして今回の大震災。 世の中がどんどん良くなるだと?ワシは被災地でミルクが買えなくて右往左往する母親たちを見た。死体が満載されるトラックを見た。冠水した商店街は略奪を受け、めちゃめちゃにされているのも見た。争いも奪い合いもない世界がすぐに到来するだと?山川夫妻にお告げを与えているとか言う天使は、どこの異世界の話しをしていたのだ? 山川夫妻が今、何をしているのか調べてみたが、震災から2週間後にロサンゼルスへ行ったそうな。長期滞在するのだと。普段から、愛し合えだの助け合えだの行ってる奴らが実際に助けを必要としている人たちをおいて、放射能の危険のない安全地帯に逃れおった。今こそ、被災地で「人間の魂は永遠です」だの「人の寿命は運命によって決まっている」だのとお得意の演説をするべきではないのか? できないのだ。彼らのスピリチュアルは現実を直視しては続けられないインチキなものだから。世の中の矛盾や悲惨さから目を背けた人間の脳内にしか存在しない偽りのスピリチュアルだから。 震災後の公式サイトに「直感に従って行動してください」などと書いてあったが、全く無意味で役に立たないアドバイスである。秩序が必要なこの場面で、個人が自分の直感とやらで勝手に動くべきではない。 「人の死ぬ日はカルマによって厳密に決められている」・・・・ワシは、これを信じてきた。 どんな死にも意味があり、それは決して無駄ではないのだ、と信じてきた。 だが、石巻市の大川小学校の子供たちの7割が死亡、または行方不明だと知った時、ワシはこれまでの信念を維持できなくなった。 女川町(宮城県)に食料を届けた時、山の上から瓦礫の街を見た。津波が一人ひとりを選別して襲ったとは思えない。大人も子供も、根こそぎ持っていかれた。街の9割が流された。3月11日にもともと「死ぬ運命」だった人たちが女川町に集結していたなんてあり得ない。神はとんでもなく大雑把で、無慈悲な奴なんじゃないかと疑わざるを得ない。 スピリチュアルを語る人間が、もし被災地の、ど真ん中で、家族を失った人の前で、神や運命について語る根性があるなら、その心意気を認めよう。だが、自分は安全な場所にいて、高みから見下ろすような言い方でスピリチュアルを語るならワシは彼らを許さないだろう。 |
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