霊性と情熱のあいだぐらい

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zoom RSS 心の法則は安く学べる

<<   作成日時 : 2010/05/20 16:28   >>

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精神世界系の本は無数にありますが、「良書」と言えるものはなかなか少ない。
著者の思い込みが含まれていたり、別の本からの受け売りだったり、翻訳者の訳が下手すぎたり・・・。
それから本って値段が高い!ハードカバーの本だと二千円ぐらいしますからね。まだ学生だった頃、生活費を削って本ばかり買っていた時期を思い出すと胸が熱くなります。当時はまだインターネットもそれほど普及しておらず、パソコンも持っていなかったワシにとって、本だけが唯一、精神世界を学べる情報源でした。
キリスト教系作家・遠藤周作や曾野綾子に影響を受け、ごく短期間、キリスト教の教会に通っていたことがありますが、「罪の報いは死」だの「原罪」などという非科学的、かつ胸糞悪くなるような話を聞かされて嫌気がさし、それ以降は「いかなる団体にも所属せず、独学でこの世界を極める」と決意しました。
で、結局、頼れるのは本だけでした。
本も、特定の作家だけに偏るのは危険だと感じていたので、キリスト教、仏教、ヒンズー教、占星術、心理学などなど、なるべく広く知識を集めることとしました。もちろん、それだと相互に矛盾する内容が含まれているため、それを頭の中で整理するのはかなり骨の折れる作業でしたが。
例えば、キリスト教や心理学では輪廻を認めていません。しかし、カルマの法則は仏教、ヒンズー教では最も核となる部分です。これは外せない。また、スピリチュアリズムでは「強く心に願えば、どんな願いも叶う」とされていますが、これは前世から引きついたカルマや「運命」の考え方に矛盾します。
占星術も長く学びましたが、人の容姿や結婚の時期、職業に至るまで、確かに「運命」というものは存在していると感じました。変えられるものと変えられないものがある・・・・というのが真実のような気がします。

ま、特定の団体に所属していないので、お布施も取られないし、古本屋を利用する機会も多くなったのでお金はほとんどかからなかったです。このころ、山川夫妻の翻訳した本を読むことも多かったのですが、今にして思うと、山川夫妻の本はキリスト教的価値観に偏っており、内容的に浅い。
例えば、ブライアン・ワイスの「前世療法」。これはベストセラーになりましたし、テレビで再現ドラマも放送されるなど話題作ですが、一番重要な情報が書かれていませんでした。
ワイス博士と一緒に仕事もしたことのある別の精神科医によると、ワイス博士の退行催眠で前世を思い出す確率は20パーセント程度なのだそうです。ところが、その非常に重要な情報が本には書かれていない。あの本を読む限りでは、退行催眠を受けた人すべてが前世を思い出せるかのような印象を受けます。
日本でも退行催眠ブームがおき、それを売り物にした怪しげな治療院が乱立した時期がありますが、もし、本の中にキチンと「成功率は2割」と書かれていれば、あれほどのブームになることもなかったはずです。
このように、本を読む場合には「鵜呑みにしない」「対立する意見の本も読む」という態度が重要だと思います。

さてさて、そんな詐欺とインチキの横行する精神世界の中で、ワシが良書だと思ったのは『トーチェ氏の心の法則』という本です。サンマーク文庫で値段は400円!安い。しかも、薄っぺらいので一日で読めます。
「運命」とか「カルマ」などは一切無視しているので初心者向けですが、人の心が現実の世界にどのような影響を与えるかが、実例も含めて丁寧に書かれています。少なくとも嘘かホントかわからないような内容のスピリチュアル系の本を10冊読むよりも、これを一冊読む方が為になると思います。

これから精神世界を学ぶ人にアドバイス。
一、特定の宗教団体に所属しないこと。これは最終的に狭く偏った知識を詰め込まれるだけです。
二、テレビで活躍する霊能者を信じないこと。視聴率の為にテレビ局側も詐欺に加担していますから、視聴者がインチキを見破るのは難しいんです。
三、特定の作家の本ばかり、集中的に読まないこと。人間は自分で思っている以上に洗脳されやすいのです。偏った意見ばかり読んでいると真理を見失います。
四、山川夫妻には警戒すること。精神世界のパイオニア的存在ですから、必ず彼らの訳書に行き当たると思いますが、「日本は天皇を批判すると殺される国だ」などと不可解な言動をする頭のオカシナ人たちですから最大限に警戒しましょう。それからピースボートには乗らないように(笑)。

それでは、広大にして海よりも深い精神世界の旅を楽しんでください。


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コメント(5件)

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トーチェ…始めて聞きました。是非読んでみます。それからY夫妻全然知りませんでした。以前極左って記述ありましたよね?左って神の存在を否定する唯物論者じゃないんですか?
モーニンググローリィ
2010/05/20 21:00
こんばんは。
確かに共産主義はオカルトの否定していますから、山川夫妻の生き方は矛盾に満ちています。
日本赤軍の支援組織であるピースボートで講師を務めたり、「天皇陛下について語ると命を狙われる」だの「日本は中国に対して謝罪が足りない」などの発言からかなり左に偏った人間であることに間違いありません。
ところが紘也氏は大蔵官僚、亜希子氏は通産官僚出身ですから、いわゆる「体制側」の人間だったんです。40代の時、夫は病気で退官せざる得なくなって天下りもできず「負け組」となった過去がある。失意の彼が復活するきっかけとなったのが「アウト・オン・ア・リム」というスピリチュアル本の翻訳だったんです。
彼が極端にオカルトに傾倒するのも、権力に対して憎悪を抱くのもこの辺に理由があるかもしれませんね。
スイレン
2010/05/21 20:26
初めまして。
スイレンさんのお話、分かりやすくて面白いです。
人間はみんな寂しかったり、怖さを持っていて、それを宗教に助けて
もらおうと思っている人が多いですね。それで救われている?と思う人も
多いと思いますが、どうして自分で自分に向き合い(瞑想するなど)
自分が作り出している世界から抜け出そうとしないのか不思議です。
ルーチェ
2010/05/23 17:07
お返事が遅くなりまして失礼しました。
宗教団体に所属する人の中には、他人との絆を欲しがっている場合があると思います。その団体を抜けてしまえば壊れてしまうような人間関係ならもともと大した絆ではないのですが、それにすがってしまうのもまた人間なのでしょうね。
スイレン
2010/05/25 20:11
初めまして。
過去の記事にコメントするのも恐縮なのですが、
数年前から精神世界の本を読むようになった者です。

スイレンさんの書かれるどの記事もとても勉強になります。
そして何より賛同いたします。

私自身、江○、山○夫妻に対して一時期は信じていたものの、
やはりおかしな部分を感じざるを得なくなりました。
美輪さんは好きなんですけどね・・・。

また学校がミッション系だったので、
ミサに参加する機会も結構あったのですが、
やはり贖罪論にはしっくりきませんでした・・・。

生きる知恵を学ぶ一つとして様々な宗教(新興除く)の書物を
読むのは好きですが、同じく宗教団体は大っ嫌いです。
勿論、特定の団体にも所属していません。

長くなってしまいましたが、これからも読ませて頂きます^^
ステラ
2010/08/24 20:17

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