霊性と情熱のあいだぐらい

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<<   作成日時 : 2009/01/28 11:51   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 1

ワシが愛読している漫画「バガボンド」。
宮本武蔵と佐々木小次郎の生涯を漫画にしたものだ。殺し合いをテーマにしたものであるが、その内容には仏教思想がちりばめられている。
実際のところ、漫画と史実は大きく異なっているのだが、それでもこの作品が我々に与えてくれる教訓は多い。
最新刊・29巻に沢庵(たくあん)和尚とのこんなやり取りが描かれている。

吉岡一門70余名を斬り殺し、罪人として囚われてしまった武蔵。足に重傷を負い、もう二度と剣の世界で生きることはできないかも知れぬと悩む武蔵に沢庵が面会に来た。
「もう天はお前に斬りあいを望んではおらぬ。おつう(武蔵の幼なじみ)を嫁にし、帰る場所を作れ」と諭す。
それを拒む武蔵に沢庵は自分の体験した不思議な出来事を話す。
「ワシは最近声を聞いた」
「誰の?」
ゆっくりと天を指差す沢庵。
「それによると、お前の生きる道はこれまでも、これからも完璧に決まっていて、それがゆえに完全に自由だ」
読んでいる誰もが疑問に思う部分をすかさず武蔵がツッコむ。
「んなアホな。完全に決まっているなら不自由この上なしだ。すっげぇ矛盾」
武蔵の疑問はもっともだ。だが、ヒンズー教や仏教の中には「決まっているからこそ自由」との思想が随所に見られる。
決めたのは誰だ?天!天とは何か?
あるインド占星術師は「すべてを決めたのは神です。神とは誰か?人は神の現れとしてこの世に生まれたのです。すべてを決めた神とはあなた自身でもあるのです。だから運命と自由意思は深いレベルにおいて完全に一致するのです。」と語っている。

これを知識としてではなく、心から実感することが悟りなのかもしれない。
漫画の中では沢庵がこれを悟った瞬間、雷のようなものが落ちることで表現されている。もちろん、本当に雷が落ちたのではなく、それほどの衝撃があったということだろう。
空海が室戸岬で悟りを開いたとき、口に「明けの明星」が飛び込む幻覚を見るという現象が記録されている。
道元禅師が「大悟」したときも、「身心脱落」の体験をしたという。

知識だけでは意味がない。
知識が自分の中の実感となったとき、人は本当の自由になるのかもしれない。

それぞれに生きる道は天によって完璧に決められていて、それでいて完全に自由だ。

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コメント(1件)

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こんばんは、スイレンさん。
・・・実は昨日、メールに気づきました。(書かれてあったメールアドレスに送信をしました。)
本当に本当に遅くなってしまってスミマセン・・
maya
2009/01/28 23:59

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