幸運の鳩

前回の続きから。

私のホロスコープ上において「子供の誕生」を暗示するのは5室にあるPOF(パート・オブ・フォーチュン)で、妻のホロスコープ上では5室の木星が「子供から与えられる幸福」を示します。
5室は伝統的に「創造の部屋」と呼ばれ、主に恋愛、芸術、子供の誕生、娯楽、小額の投資などを担当する部屋なのです。
もっと正確に言うと「生活必需品ではないけれど、それを持っていれば人生が精神的に豊かになるもの」を扱うのが5室なのですね。だから5室に天体集中を持つ人には役者、芸術家、歌手などが多いんです。

その5室に夫婦二人とも「幸運の星」を持つのですから、ストレートに解釈すれば「子供に関することで大きな喜びを味わう」という意味になります。
子供がいなくても夫婦は夫婦でいられますから「必需品」ではないですが、子供が加わることによって「家族」という新しい枠組みが生まれるのです。

驚くべきことに、私のPOFと妻の木星は、どちらも「獅子座28度」という全く同じ角度に存在してます。POFは実際の星ではなく、「計算上の感受点」なのですが、意味合いとしては木星に近く、その人にとっての「幸福のありか」を表示します。計算式としては「アセンダント + 月 - 太陽」で導けますよ。
つまりこの二つが指し示す「子供」は、明らかに同一人物(同じ子供)を暗示しており、私達が結婚して子供をもうけることは、「遥か大昔から定められていた運命」だったことが推測できるわけです。
私と妻が出会ったのは、14年前に起きた「全くの偶然」ですし、結婚後の妻は「子供を積極的には望んでいなかった」にも関わらず・・・・です。

獅子座28度は、サビアン占星術によると「今までの日常感覚が失われ、新しい人生に取り組み始める」ことを意味する角度だそうです。要するに、「子供が生まれることによって本人の人生観が一変する」ことを暗示するのですね。

こうやって数学的に分析していくと本当に恐ろしくなってきますね(苦笑)。この世界は「運命」によってすべて最初から定められているのか、それとも、私達の「自由意志」によってある程度変更できるものなのか・・・・という根本的な疑問が湧いてくるのです。
インド占星術においては「運命と自由意志は、最も深いレベルにおいては完全に一致する」と説きますが、高度な哲学の知識がなければこの言葉は理解できません。

そう言えば、漫画「バガボンド」の中で、沢庵和尚が「運命はすべて天によって決められている。だからこそ人間は完全に自由だ」と叫ぶシーンがあります。
これに対して宮本武蔵が「決まっているなら自由じゃないだろ。すげぇ矛盾だな」と突っ込みますが、沢庵のこの言葉を理解するのは本当に難しいことなのです。天下一の剣豪・武蔵でさえも理解できないほどに・・・。

17年前に私が最初に始めたブログのタイトルは「運命と自由意志」でした。他のブロガーと誹謗中傷合戦になってしまって2年ほどで閉鎖しましたが、その当時から「この世界の出来事は運命なのか、それとも自由意志なのか」と、私が真剣に悩んでいたことがお分かりいただけると思います。

実はこの「妊娠」に関しては少し心当りがあります。
詳しい日付は覚えていないのですが、去年の夏頃の話です。依頼者の人には鑑定時の雑談で何度か話したことがあるのですが、本当に不思議な出来事でした。

ウチにはエアコンがないので、夏は窓を全開にしています(笑)。すると窓から突然「鮮やかなピンク色の鳩」が飛び込んできました。本当にピンク色なんですよ。写真を撮れば良かったとちょっと後悔するほどの見事なピンク色です。
すぐに捕まえましたが、意外と簡単に捕まったので「競技用の伝書鳩かな?」と思ったぐらいです。でも、足には伝書鳩の鑑札(輪っか)がなく、どうやら野生のハトのようです。
私はピンクの鳩を見たのが初めてだったので、何かメッセージ性のようなものを感じましたが、掴んでいるのが可哀想なのですぐにベランダから外に逃がしてやりました。
すると10分後、ピンクのハトは再び戻ってきて、ベランダの手すりの上で「クルックー♪」と鳴いていたのです。近づいてもなぜか逃げません。こうなると無視はできませんね。

ウチは集合住宅ですから、ベランダに飛び込むならどこの部屋でもいいはずなんですが、なぜかこのハトは二度に渡って我が家の窓辺にやって来たのです。
偶然も2回連続となれば「偶然ではない」と考えるのは合理的な判断でしょう(笑)。
鳩が鳴いている脇で、私はパソコンを立ち上げ「ピンクのハト」で検索をかけました。しかし、野生種にはピンク色のハトは存在せず、どうやら突然変異の「アルビノ」のようです。
象徴学の世界においてハトは「幸運と平和の象徴」とされています。由来は旧約聖書の「創生期」で、大洪水の中を漂流するノアの箱舟に鳩が「オリーブの葉」をくわえてやって来て「陸地が近い」ことを教えたことにあります。原爆の日に鳩を飛ばすのはそういう理由があるからですし、ベトナム戦争の反戦デモの際も、大勢のヒッピーが「鳩の足型」をかたどったペンダントを身につけていました。
つまり、世界共通で、鳩が家の中に入り込むのは「幸運の前触れ」とされているんですね。
夢の中に鳩が出てきた時には「一歩前進せよ」という意味なんだそうですよ。

ただし、こいつはただの鳩じゃない。突然変異の「ピンクの鳩」です。
鳩は一夫一婦制で、「生涯パートナーを変えない」とされていますし、繁殖力が強く、夫婦共同でヒナを育てる「子育てのスペシャリスト」でもあるそうな。ピンク色は「女性原理を象徴する色」ですから、総合的に考えると「子供の誕生を予告するもの」と推測できますね。
別にこれは強引な解釈ではなく、他の占い師に聞いても同じことを言うと思います。
パソコンの画面を見ながら、私は奥の部屋で寝転がっている妻に、「どうやら近々妊娠するらしいぞ」と声をかけましたが、子供を望んでいない妻は「えーっ、やだー」と返してきました。やれやれ(笑)。

まぁ、私もこのような「辻占い」は得意ではないので、この出来事をすっかり忘れていたんですね。「辻占い」とは、日常生活の中のささいな出来事や、通りすがりの人の会話の中から「天からのメッセージ」を読み取る手法のことを言いますが、イマジネーション豊かな「右脳型」の人でないと、なかなか使いこなせません。私は「左脳型の屁理屈男」なので辻占いはちょっと苦手なんですね。
そこから半年で妊娠の発覚です。

ただし、私のホロスコープの天頂付近で停止しているトランジット冥王星(この状態を「留」と言います)の影響力はまだまだ継続されていました。

4月16日に、緊急事態宣言が全国に拡大され、「県境をまたぐ移動」が厳しく制限され始めました。山形県や岡山県では県境で「検問」が行われたほどです。
その翌日の4月17日。群馬県に住む伯父(母の兄)が急死したとの連絡が入りました。またしても身内が死んだ・・・。

伯父は宮城県出身ですが、仕事の関係で人生後半に群馬に移住した人ですから、親戚・友人のほとんどは宮城県に住んでいます。
ところが前日から発令された緊急事態宣言のため、親戚一同が「葬儀に行けない」という事態に陥ったのです。コロナ騒動の最中に高齢の兄弟たちを新幹線に乗せるのはあまりにも危険ですし、車で移動するにも、どこで検問に引っかかるか分かりません。
結局、親戚内で議論した結果、「香典だけ送る」ということで決着しました。

80年も生きて来て、「自分の葬式に兄弟たちが来ない」とは、何と寂しい最後なのでしょうか。

このように世間が大混乱している最中に、マドンナさんは宮城を飛び出し尼僧となり、外界との連絡を一切絶ちました。数年に及ぶ修行期間中は電話、インターネット、テレビ、新聞、ラジオなどは一切禁止され、一ヶ月に一度だけ家族に手紙を書くことが許されるのだそうです。もし数年後に世俗に戻ってきても、世の中の状況を何も知らない「浦島太郎状態」になりかねません。
彼女はそんな状況すらも覚悟して仏門に入ったのでしょうか?

過去にお世話になった知人が次々と死に、過去に恋した女性は「社会的な死」を選びました。

いつかは滅びるこの肉体を持った私も、そろそろ選ばなくてはなりません。これから私が「何のために生き、何のために死ぬか」を。

次回に続く。

下の写真はネットで拾ったものですが、私が見た鳩もちょうどこんな感じでした。もうちょっと頭の方が白かった気はしますが。

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