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zoom RSS 3度目の奇跡

<<   作成日時 : 2018/07/14 21:27   >>

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東京旅行編の第4回です。
午前中には「知らない人からチケットをもらって東京国立博物館の特別展を鑑賞する」という不思議な事件を体験しましたが、歩き疲れてヘトヘトだった私たちは、上野をウロウロするのを諦めて、当初の目的地であった「ワタリウム美術館」に向かうことにしたのです。
ところが東京メトロの上野駅が思ったよりも遠かった上に、人混みが物凄くでさらに体力を消耗してしまいました。この「疲れて歩けなかった」というのが、後で重要な意味を持って来ることになるのですが・・・。
ようやく地下鉄に乗り込んで外苑前駅で下車。
私は極度の「方向音痴」なのですが、昔と違って今はスマホがあるので本当に助かりますね。
グーグル先生に導かれて、比較的あっさり、ワタリウム美術館に到着。技術力バンザイ!

私は美術には詳しくないので、展示内容について語ることはできませんが、このワタリウム美術館は1990年に初代館長の和多利志津子(わたりしづこ)氏によって設立された「アートの城」なのだそうです。
この和多利志津子さんこそが1995年にダライ・ラマ14世を「個人の権限で」日本に招待した張本人で、この人のことを詳しく知ることが今回の旅の目的でもあったんです。
ワタリウムは私設の美術館でありながら、補助金に頼ることなく独立採算制を保ち、28年間も存続しているという稀有な存在感を持つ美術館なんですね。
現代アート作品を中心に展示会を行っており、去年、石巻で行われた「リボーンアートフェスティバル」は、ほとんどがこのワタリウム美術館と縁の深いアーティストによって構成されていました。

受付には感じのいい若い女性が座っており、妻が「石巻から来ました」と言うと「あ、リボーンをやったところですね」とすぐに反応してくれた。しばらくの間、リボーンの思い出話に花を咲かせた後、エレベーターで4階に上り、そこから歩いて階段を下りながら展示作品を見て回りました。
何度も言いますが、私は「美術」は全くの素人なので、その中身については語れないんですが、そこに込められた「思想と哲学」だけは感じることができます。

2階まで降りてくると、休憩スペースになっている場所にテレビが設置されており、ここで1995年にダライ・ラマが来日した時の講演会の様子が上映されていました。
歩き疲れて腰が痛くなっていた私は、このビデオを最初から最後まで全編にわたって鑑賞する事にしました。全部で何分あるのか知らなかったのですが、最終的には90分もそこに座っていたんです(笑)。

ダライ・ラマが来日したのは95年ですから、あのオウム真理教による「地下鉄サリン事件」が発生した年です。しかも、テレビでは麻原彰晃がダライ・ラマに謁見した時に撮られた写真が放送されており、さらにオウムがタントラ系の仏教組織であったこともあいまって「ダライ・ラマとオウムは、何かつながりがあるんではないか?」と疑われていた時期にも当たります。
実は、麻原彰晃は世界中を回って寄付金をバラまきながら「有名人とツーショット写真を取る」という行為を繰り返しており、その写真を信者に見せて「俺はこんな大物と知り合いなんだぜ〜」とやっていたわけです。
まぁ、これは多くのインチキ教祖がやっていることで、別に珍しくはないんですが、それは「本人の自信のなさ」の裏返しでもあるんですけどね。
どこぞの宗教団体の名誉会長が「○○賞を受賞しました」と会員向けの新聞で毎回アピールしているのも基本的には同じ理由によるものです。

しかも、ダライ・ラマ法王の来日直前には「警察庁長官狙撃事件」も発生し、東京が大混乱に陥っていましたから、訪日自体が中止になりそうなほどの情勢だったのです。最終的には、当時の外務大臣だった河野洋平がダライ・ラマ法王の訪日にゴーサインを出しましたが、ワタリウム美術館の周辺には40人以上の警官が配備されるという異常なまでの厳戒態勢の中で講演会は行われたのです。

ビデオの中では、ダライ・ラマに同行した4人の若い僧侶達が「カーラチャクラ」と呼ばれる儀式を行い、大きな「砂マンダラ」を製作する様子が収められていました。
この砂マンダラは完成まで1ヶ月もかかるものなので、ワタリウム美術館では、その製作風景も展示の一つとされたようですね。

さて、そんなビデオを見ながら、私たちは本棚に並んでいる「ワタリウム美術館発行の書籍」を何冊かめくっていたんです。
すると、何とその中に「岡倉天心」がタイトルになっている本があったのです。

つい半日前に「岡倉天心をどうしても調べる必要があるなら、もう一回、運命から何らかのサインが送られてくるはずだ」と思ったばかりでしたが、まさにその当日中に、もう一回、岡倉天心と巡り会ったわけですね。

本を読んでみると、過去にはこのワタリウム美術館で「岡倉天心展」が開かれていたことが分かったのです。しかも、この美術館には「岡倉天心研究会」なんてのもあって、専門の研究者を招いて複数回にわたって研究発表会も行われていたようなのです。
何よりも決定的だったのは、『岡倉天心展 日本文化と世界戦略』という本のあとがきに、当時の館長だった和多利志津子さんが書いた一文です。

「もし彼が今でも生きていたならば、私はきっと岡倉天心に恋している。そんな架空の夢を見ています」

と書いてあったのです。今回の私の旅の目的は、「ダライ・ラマ14世と個人的な親交のある和多利志津子さんの美術館を訪れること」だったのですが、まさにその志津子さんが「岡倉天心の大ファンだった」というわけです。

実は、今回の旅は「事前の準備を一切しないで、流れに任せる」というコンセプトだったので、和多利志津子さんがどういう方なのか全く調べてきませんでした。実は彼女は2013年にすでに亡くなっており、現在のワタリウム美術館は彼女の子供である和多利恵津子さん、和多利浩一さんの二人の姉弟によって運営されています。
妻はとっくの昔にこのことを知っていたようですが、私はこの時に初めてそれを知って、軽いショックを受けてしまいました。

それにしても・・・2日間で3回も「岡倉天心」のサインが現れたわけです。これはどう考えても、「岡倉天心について調べなさい」という天の声に違いありませんよね?(笑)
「偶然も、短期間に3回続いたらそれは偶然ではない」というのは、精神世界の鉄則です。

1回のロビーに下りると、受付の女性が「ずいぶん、長くいらしたんですね〜」と声をかけてくれました。
「はい、ダライ・ラマのファンなので、ずっとビデオを見ていました」と答えると、妻がそこに割り込んできて「今日はワタリさんは来ていないんですか?」と聞き始めた。どのワタリだ?

和多利恵津子さん、和多利浩一さんは、去年、石巻で開かれた「リボーンアートフェスティバル」の中心メンバーでもあり、美術ファンの妻にとっては「どうしても会いたい人」だったらしい。

「う〜ん、さっきまでいたんですけど、今はちょっと分からないですね〜・・・あっ!」
受付の女性が言い終わらないうちに、受付の脇を、スラッとしたスタイルのいい男性が通り過ぎて、そのままエレベーターに乗り込んでしまいました。
「ワタリさん、ワタリさん!」
と受付の女性が走っていってエレベーターから男性を引きずり出す。「石巻からお客さんが来ていますよ」

この男性こそが、ワタリウム美術館のキュレーターの和多利浩一さんだったのです。
妻は興奮してキャーキャー言うものだから、会話にならず、私が「石巻から来ました。去年はリボーンで楽しませてもらったので、お礼の意味もこめて、見学に来ました」と挨拶しました。
「あ、そうなんですね。実は来年も石巻でリボーンをやる予定ですし、今、いろんな企画を練っていますから楽しみにしていてくださいね。それに来週、また石巻に行きますし」

この後、和多利浩一さんと私たちの間には、石巻での「共通の知人」がいることも分かり、僅かな時間でしたが結構、話は盛り上がりました。
これがあの「アート界のレジェンド・和多利志津子さん」の息子さんか・・・。

この時のことを妻は、「興奮しすぎて、何を喋ったか覚えていない」と言います(笑)。アイドル並の扱いですね。

この旅行は、とても収穫の多いものになりました。とにかく地元に帰ったらまず「岡倉天心」の人生と思想について調べてみなければなりません。

続きはまた今度〜。

画像


ワタリウム美術館の岡倉天心・研究会
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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
麻原彰晃が、チベット仏教の聖者達と撮った写真、対談した話、聖者達から麻原彰晃みた見解は有名な話ですね。
チベットやスリランカ、インドで本物といわれている名のある聖者達はインチキだと思っていてもお金という条件で一緒に写真を撮ったり見解をコメントするものなのですかね?
肯定、否定するわけでなく、ふと疑問におもいました。不適切であれば削除してください。



レンゲ
2018/07/15 06:13
こんにちは、レンゲさん。

ダライ・ラマ法王は、基本的には「誰にでも出会う」ので、順番を待てば私たちでも会えますよ。
この辺の話は「たかのてるこ」の著書『ダライ・ラマに恋して』を読んでもらえると分かりますが、相手が宗教家なら対談にも応じますし、他宗教を批判することもありません。
チベットで200万人を虐殺した中国共産党を批判することもありませんし、チベット仏教は「寛容」が土台の宗教です。
スイレン
2018/07/15 07:20
あ、補足です。
「聖者」は「霊能者」ではないので、会った瞬間に相手がインチキ宗教家かどうかを見抜く能力は持っていません。
この辺が多くの人に誤解されている部分なのですが、宗教上の「聖者」は、何か特殊な能力を持つ人のことを指すわけではないんですね。
世俗を離れて、法(ダルマ)に従って生きている人のことを「聖者」と呼ぶわけです。
スイレン
2018/07/15 07:31
おっと、誤字がありましたね。「誰にでも出会う」ではなく「誰にでも会う」でした。
スイレン
2018/07/15 07:34
ダライ・ラマは順番を待てば誰でも会え
聖者は相手がインチキ宗教科かどうか見抜く能力は持ってないのですね。

わたしも長年真理の探求をしておりますが果たして本当にインチキ教祖かどうかは
マスコミやテレビだけでの情報ではインチキかどうかはわからないなという疑問がありました。

スイレンさんならご存知だとおもいますが
偉大な瞑想家 南伝仏教のアーナンダ マイトリ僧他、インド、チベットで聖者
と呼ばれている聖者は

彼がこの時代で最も神聖な人の一人であるとわかりました。
彼は偉大な聖師です。
と、評価しています。(YouTube オウム真理教麻原氏に対する海外の聖者 1..2より)
誰でも待てば会える聖者であってもインチキ教祖のことを偉大な聖師
とは簡単によべないのではないのかとおもいました。
そんなことを言えば世界中が批判しバッシングするでしょう。

しかし7月5日のブログでマスコミやテレビ報道へ充分な根拠が
と言われておりましたので批判覚悟の上でコメントさせていただきました。
充分な根拠とは、マスコミや報道側、起きた事実、聖者側からみた見解、教団からみた見解、全てを充分検討した上でそれでもインチキとなるのではないのかなとおもいました。
あるがままに観るのが真理であるのかなと。


スイレンさんありがとうございます!
2018/07/15 18:11
あるがままで見ると、麻原はインチキです。
(あるがままでみる、ということは主観でみる、ということでもあるかもしれません)

彼の話し方はフレーズが短く具体的でわかりやすいですね。
(ただし、棒読みですが)

テレビ番組に出ていたときは、おちゃらけた質問にも茶目っ気たっぷりに答えたかとおもうと、突然、真剣に答える。
それも迷いがありません。

当時の真理を求めているひとたちは、テストの答を得るように明確な答が欲しかったように見えます。
そして、人間の本能のひとつでもあるかもしれない、神を心のうちに住まわせたい、神と共にいたい、という気持ちを麻原は見事に叶えたように私には見えるのです。

オウム真理教の家族会の一人が
「私の息子が入会したため、家族に悲劇が起きている」
と言いました。
麻原はかんぱついれずに
「お父さん、息子さんはあなたとの関係が悪かったからここにきたのです。家族関係が良ければこんなところへきません」
と言いました。
正直、鋭い!と思いました。

インド聖者が麻原を褒め称えた、というのも、彼が話した内容が的確に訳されていたのか、というのもあるかもしれません。実はお天気の話いただけなのに、違う内容に訳されていた、みたいな。

あるがままでみる、ということでしたら、
田口ランディさんの「逆さに吊るされた男」をおすすめします。
オウムの死刑囚と交流を持つ女性の葛藤が書かれていて、そのなかに、やはり、あるがままでみる。というキーワードが出てきます。
おすすめですよ!

スイレンさんじゃないのに、勝手にお返事をしてごめんなさい!
でもあなたの勇気ある投稿、私は好きです。(嫌みでは言ってません!文字通り、好感を持ちました!)
かなでんこ
2018/07/15 21:35
一言付け加えことを忘れていましたが
あるがままにみるとは
アーカシックレコードに繋がり宇宙の真理、智慧を得ることがあるがままに観ることなのだとおもいます。
テレビやマスコミの情報、ひとづてできいた情報だけで判断してインチキ教祖とおもえ
ばそれ以上何もありませんが、仏教的見解でいえば真実はわからない。なのかなと。前回マスコミの話題が出てたのでちょっとコメントでした!
交流を持つ女
ですね。読んでみますね。








レンゲ
2018/07/15 23:59
私は占星術師なので、客観的な根拠と言えば「ホロスコープの解釈」になりますが、麻原のホロスコープは極端なまでの「現実逃避傾向」が見られ、高名な宗教家達とは全く違う種類のものである、と言えます。
占星術的解釈であれば「誇大妄想癖のある危険な人物」と言え、崇高さは全く感じませんでした。
レンゲさんの発言も「アカシックレコードにつながり・・・」など、かなり曖昧で具体性に欠け、「有名な聖者がすごいって言っていた」など、最後の判断は他人に委ねているようでは、「あるがままに見ている」とは言えないではないでしょうか?
スイレン
2018/07/16 08:00
こんにちは。

私も麻原のホロスコープを出してみました。
(麻原にはお抱え占星術師がいたという噂もありますね。麻原自身も、自分のホロスコープが大変珍しい形をしていると自慢していた、とかいないとか。あくまでも噂ですけれどもね)

でも、生まれながらの悪人はいない、という説が正しいと仮定して、
もし、麻原が天から与えられた賜物をうまく使えたとしたら、
彼はどんな仕事があっていたと予想できますか?
(それはブログの範疇を越えている、と判断なさったら、無視してくださいね)

魚座に太陽があるので、奉仕がむいているのかな?とか。
素人ながらにおもいました。
かなでんこ
2018/07/16 08:38
こんにちは、かなでんこさん。

魚座の太陽が「ノーアスペクトで孤立している」ことに注目してみましょう。
この時点で、魚座の最大の利点である「共感能力」は使えなくなりますので、奉仕的な職業はできなくなりますね。
これに、Tスクエアの頂点に海王星がいることなども加味すると、やはり現実社会で生きることは難しかったと判断されます。
ただ、魚座は射手座や蠍座と違い「真理」を求めている星座ではないので、ひたすら「誇大妄想的な方向」に行ってしまったんですね。

ちょっとコメント欄では書き切れないので、いつか本文で解説しますね。
スイレン
2018/07/16 17:43
うわー!なるほど!
いつか本文で……とのと、
楽しみにしてます〜(≡^∇^≡)
かなでんこ
2018/07/16 17:47
現在、オウムの報復テロを警戒して、公安警察がネットを厳しく監視していますので、あまり麻原の話は望ましくないような気がします。
「信奉者か?」と疑われる発言は特に危ないですね。

余計なトラブルを回避するためにも、その手のコメントは削除しますので、皆さん、協力よろしくお願いいたします。
スイレン
2018/07/16 21:31

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