霊性と情熱のあいだぐらい

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<<   作成日時 : 2018/07/09 19:33   >>

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前回の続きからです。
東京・横浜方面の旅行の二日目。この日は、何ひとつ予定を入れていない「空白の日」です。
まぁ、ここは日本を代表する観光地の横浜ですから、歩いていれば面白いものはいくらでもあるでしょう。こういう風な「偶然が起こる余地」を確保しておくことで、自分が「本当に経験すべき出来事」を発生させようとする狙いがあるんですね。
個人の「意図」を排して、運命の流れに任せる・・・というようなものですが、本当は仕事が忙しくて計画を立てる暇がなかった、ということは妻には内緒です(笑)。

とりあえず、ホテルを出発して、徒歩でみなとみらい駅方面に向かいます。
すると、歩き始めてすぐに西洋風のキレイな建物が見えてきました。横浜市開港記念会館・・・通称「ジャックの塔」です。
横浜には大正から昭和初期に建てられた西洋風の塔が3つ存在し、このジャックの塔以外に、横浜税関の「クイーンの塔」、神奈川県本庁舎の「キングの塔」があります。通称「横浜三塔」で、周囲に高い建物がなかった時代は、入港する船の目印になっていたそうですね。

そのジャックの塔の入り口をのぞいてみると、チケットの販売所らしきものはなく、どうやら無料で見学できるようです。
建物の中に入ると、講堂からクラシック音楽が聴こえてきました。妻は「脊髄反射的」に講堂の入り口を開けたものですから、練習していた楽団員っぽい人たちが一斉にこちらを見ました。妻は全く遠慮せずに「これは何をしているんですか?何時から公演ですか?料金はいくらですか?」と矢継ぎ早に質問を繰り出す。普段は人見知りなくせに、音楽とか美術が関係すると途端に人が変わったように積極性を発揮するのが彼女の恐ろしいところだ。
性格が常識的な私は「すみません、お邪魔してしまって・・・」と後ろでペコペコ謝っている。まぁ、いつものことだが。

責任者風の人が「午後からの公演でチケット代は3500円ですが、今お買いになりますか?」と聞いてきた。おいおい、どこの誰かも分からない楽団のチケットをいきなり買えませんよ。しかし、練習の邪魔をしてしまった手前「買いません」とはちょっと言いづらい。
この辺が、他人に気を使いすぎる東北人の欠点でもある。
しかし、妻はケロッとして「考えておきます」と言ってさっさとドアから出て行ってしまった。さすが関西人。その辺はドライだね〜。ポカーンとしている責任者さん、ゴメンナサイ。

2階に上がると、美しいステンドグラス。どうやらこれは国の重要文化財になっているものらしい。

そのステンドグラスの前に写真パネルが展示してあり、その中に「岡倉天心」について説明したものがあった。

「岡倉天心って誰だっけ?なんか聞いたことがあるような・・・」
「さぁ、知らない」

岡倉天心とは、東京美術学校(現在の東京藝術大学)の設立者の一人で、美術関係者にとっては「超・有名人」である。
岡倉天心の生家がこの近くだったことから、このジャックの塔にパネルが置いてあるのですが、私はずっと芸術とは無関係の世界で生きてきましたし、妻は「見るのが好き」なだけで美術史は知りませんから、この時は二人とも「誰だか分からん」という感じだったんですね。

「あれじゃない?ドドンパ打つ人」
「それは天津飯。タオパイパイやチャオズも打てるけどね。」

などという、美術関係者が聞いたら激怒するようなバカな話で盛り上がっていましたが、この「岡倉天心」が、この旅行の重要な鍵を握ることになろうとは、この時は気がつきもしなかったんです。
運命が、この時にさりげなく「前フリ」をしていたのですね。

ここを出て少し進むと「クイーンの塔」。そこは横浜税関の展示スペースがあり、税関で押収された密輸品などが展示されています。なんとここも無料!

そこを出て次は、横浜開港資料館に向かう。
通常は入場料がかかる場所なのですが、なぜかこの日は「年に一度の無料の日」だそうで、なぜかここもタダで見学ができました。
あらら、半日遊んで、まだ一円もかかってないですよ?
ちょっとこの辺から異様なものを感じ始めていました。まだ何かありそうですな。

お腹が減ってきたので、赤レンガ倉庫方面に歩いていきました。あそこに行けば何かあるだろうという、全くの無計画でテキトーです。
赤レンガ倉庫に着くと、物凄い人だかりで、何やら大規模な音楽イベントをやっていることが分かりました。看板には「グリーンルームフェスティバル18」と書いてあり、かなりの数のロックバンドが集まっているようです。
出演者リストを眺めて見ましたが、ほとんど知らない人ばかりだったので通り過ぎようとしたら、近くにいた女の子が「あ、モマジが入ってる」と言い出したんです。
え?モマジ?
ロックバンドのMONKEY MAJICの略だが、先日も書いた通り、私が大好きなロックバンドであり、「宮城の誇り」でもある。
リストを見直すと、本当にMONKEY MAJICと書いてある。
しかも、登場時間まであとわずか。

あ〜、でも、チケットがないと見れないんだろうな。こんなことだったら、ちゃんと調べてくるんだった・・・と「計画を立てない日」だったことを後悔しました。やっぱり、無計画旅行はダメだな・・・と。

ただ、どうしても諦めきれずに、モマジが出演予定のステージを見に行きました。その時間は別のバンドが演奏をしていましたが、そこは比較的小さなステージで、しかもチケットが必要な有料スペースが極端に狭い。
そのため、有料スペースの外の「一般通路」からでも余裕でステージが見えてしまうのです。
あらら、これはすごいですね。

試しにステージ真正面の延長線上にある「資材置き場」のところに立ってみると、バッチリ見える。ステージまではわずか30メートル。演奏者の顔のシワまで見えるぐらいの距離だ。
「おしっ!見るべ」
と決心して30分ほど、その場に陣取っているとMONKEY MAJIC登場。
兄貴のメイナード・プラントが「こんにちは〜、仙台から来ました〜」と挨拶する。おおお、さすが地元愛の強いバンドだ。
 
そこから6曲を熱唱。一番好きな『Headlight』は演奏されなかったが、まぁ、あれは被災地以外では受けないしね。
演奏が終わったあとは、軽い放心状態。全く予定していなかったのに、「偶然」にモマジが見れるとは、なんつーラッキー。

しかも、すでに午後2時を回っているが、未だに一円も使ってない(笑)。

この後は、海上保安庁の展示施設に行って「北朝鮮の不審船」を見学したり、横浜港大さん橋を散歩して、船の上で結婚式を挙げているカップルに手を振るなど、かなり充実した一日を過ごしました。
しかし、この充実した2日目ですら、3日目に起きる「奇跡」の序章でしかなかったのです。

この続きはまた今度〜。

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