バーナム効果
今年も今日で終わりです。
前半の物価の高騰、後半の経済の失速・・・・なんだか無茶苦茶な一年でしたね。
さて、無茶苦茶と言えば、最近テレビコマーシャルでバンバン宣伝されている「自分の説明書」シリーズ。
いわゆる血液型性格診断本です。このブログでも何度も指摘していますが、血液型性格診断は統計学だと言われていますが、すでに大規模な統計学調査によって否定されています。
「当たるかどうか分からない」のではなく、「当たらない」「根拠がない」ことが証明されているのですね。
なのに「自分の説明書」は累計500万部を超える大ベストセラーだそうです。
ほとんどの人は、自分の血液型の部分しか読まないでしょうから気づかないと思いますが、試しに、他の血液型の本も読んでみてください。どの血液型の説明書も、少なからず自分に当てはまる部分があるはずです。
ワシはB型ですが、どうもA型に近いような性格の気もするし、AB型も捨てがたい(笑)。
社会心理学の分野では「血液型を信じることによるゆがみ」とか「なぜ信じてしまうのか?」といった研究がなされており、完全にカルト信者と同じ扱いになっています。
実はネットでも、この血液型に関する調査が行われたことがある。
被験者は、このサイトで簡単なアンケートと血液型を答えるだけで、性格の解析結果が記載される。すると被験者のおよそ9割が「その解析結果は正しい」と答えたのだという。ところが、その解析結果はランダムに表示されていただけで、本人の血液型などは一切考慮に入れていなかった。
このように、あいまいで一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる正確なものだと捉えてしまう心理学の現象はバーナム効果 と呼ばれる。
カルト宗教や血液型、江原を信じるような人たちにはバーナム効果と同時に、「確証バイアス」と呼ばれる心理パターンが働いている。
それは、個人の先入観に基づいて他者を観察し、自分に都合のいい情報だけを集めて、それにより自己の先入観を補強するという現象である。人は、一度推論が正しいと仮定すると、それを補強する材料のみに目が行き、それを否定する材料を無視する傾向がある。
つまり、江原とか教祖様に「お前はこうだ」と言われて「あれ、違うかな?」と一瞬感じても、「もしかして、そういう部分もあるかもしれない」と脳内で修正されてしまうのだ。
特に、「死んだお父さんはこう言ってますよ」などと言われれば、それを否定することは難しい。「言ってない」という証明は困難なのだから、「きっと言ってるに違いない」という方向に流れてしまうのです。
また、信者の女性たちは、江原を持ち上げる女性週刊誌ばかり読んで、彼を批判する週刊文春とかは絶対に読まないですよね(笑)。都合の悪い記事は読まない。自分の信念を強化する雑誌だけを読む。
この極端な偏りは、男性よりも女性にその傾向が強く、江原信者の95パーセントが女性であることからも確証バイアスが働いていることが推測されます。
それから、親が血液型を信じることによって、子供の健やかな成長が阻害されることも充分に考えられます。
「うちの子はO型だからこうだ」という思い込みが、子供の自由な発達に悪影響を与えます。観察者の思い込みが、観察対象に影響を与えるということは量子力学の世界で証明されています。親が思い込むことによって、子供は「O型っぽい性格」に無理やり矯正されてしまうのです。本当は、もっと別の生き方があったかもしれないのに・・・。
これから社会不安が増大するにつれて、このような詐欺まがいの本や人間が増えてくるでしょう。
ワシは唯物論者ではないので、神も、霊も、運命も信じておりますが、だからこそ、イカサマを見抜く知識だけは磨いておこうと思います。
みなさん、良いお年を。
前半の物価の高騰、後半の経済の失速・・・・なんだか無茶苦茶な一年でしたね。
さて、無茶苦茶と言えば、最近テレビコマーシャルでバンバン宣伝されている「自分の説明書」シリーズ。
いわゆる血液型性格診断本です。このブログでも何度も指摘していますが、血液型性格診断は統計学だと言われていますが、すでに大規模な統計学調査によって否定されています。
「当たるかどうか分からない」のではなく、「当たらない」「根拠がない」ことが証明されているのですね。
なのに「自分の説明書」は累計500万部を超える大ベストセラーだそうです。
ほとんどの人は、自分の血液型の部分しか読まないでしょうから気づかないと思いますが、試しに、他の血液型の本も読んでみてください。どの血液型の説明書も、少なからず自分に当てはまる部分があるはずです。
ワシはB型ですが、どうもA型に近いような性格の気もするし、AB型も捨てがたい(笑)。
社会心理学の分野では「血液型を信じることによるゆがみ」とか「なぜ信じてしまうのか?」といった研究がなされており、完全にカルト信者と同じ扱いになっています。
実はネットでも、この血液型に関する調査が行われたことがある。
被験者は、このサイトで簡単なアンケートと血液型を答えるだけで、性格の解析結果が記載される。すると被験者のおよそ9割が「その解析結果は正しい」と答えたのだという。ところが、その解析結果はランダムに表示されていただけで、本人の血液型などは一切考慮に入れていなかった。
このように、あいまいで一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる正確なものだと捉えてしまう心理学の現象はバーナム効果 と呼ばれる。
カルト宗教や血液型、江原を信じるような人たちにはバーナム効果と同時に、「確証バイアス」と呼ばれる心理パターンが働いている。
それは、個人の先入観に基づいて他者を観察し、自分に都合のいい情報だけを集めて、それにより自己の先入観を補強するという現象である。人は、一度推論が正しいと仮定すると、それを補強する材料のみに目が行き、それを否定する材料を無視する傾向がある。
つまり、江原とか教祖様に「お前はこうだ」と言われて「あれ、違うかな?」と一瞬感じても、「もしかして、そういう部分もあるかもしれない」と脳内で修正されてしまうのだ。
特に、「死んだお父さんはこう言ってますよ」などと言われれば、それを否定することは難しい。「言ってない」という証明は困難なのだから、「きっと言ってるに違いない」という方向に流れてしまうのです。
また、信者の女性たちは、江原を持ち上げる女性週刊誌ばかり読んで、彼を批判する週刊文春とかは絶対に読まないですよね(笑)。都合の悪い記事は読まない。自分の信念を強化する雑誌だけを読む。
この極端な偏りは、男性よりも女性にその傾向が強く、江原信者の95パーセントが女性であることからも確証バイアスが働いていることが推測されます。
それから、親が血液型を信じることによって、子供の健やかな成長が阻害されることも充分に考えられます。
「うちの子はO型だからこうだ」という思い込みが、子供の自由な発達に悪影響を与えます。観察者の思い込みが、観察対象に影響を与えるということは量子力学の世界で証明されています。親が思い込むことによって、子供は「O型っぽい性格」に無理やり矯正されてしまうのです。本当は、もっと別の生き方があったかもしれないのに・・・。
これから社会不安が増大するにつれて、このような詐欺まがいの本や人間が増えてくるでしょう。
ワシは唯物論者ではないので、神も、霊も、運命も信じておりますが、だからこそ、イカサマを見抜く知識だけは磨いておこうと思います。
みなさん、良いお年を。

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