ダライ・ラマ14世

私が尊敬する人物ってのは大抵もう死んでる人なんですが、今現在も活躍されている方で一番好きなのはダライ・ラマ法王でしょうか。彼を知ったのはもう十年以上前です。テレビで・・・・確か「地球の贈り物」っていう2時間番組だったと思います。その中で彼はこんな事を言っています。

「幸せになる才能はすべての人が持っているものです。別に仏教を信じる必要はありません。他の宗教でも、また無宗教でもかまいません。そんなこととは関係なしに誰でもが幸せになれるのです。」

衝撃的な発言だった。ダライ・ラマはチベット仏教の最高指導者。その彼が「仏教を信じる必要なんてないのだ」という。子供のように無邪気な笑顔を見せるこのおじさんに興味が湧いた。

ダライ・ラマはチベット仏教の教義では観世音菩薩の化身とされている。民を救うために何度も生まれ変わると信じられているので、ダライ・ラマ1世から14世にいたるまですべて同一人物だとされている。先代のダライ・ラマが死んでしばらくすると占星術と祈祷師のお告げを駆使し、その生まれ変わりを探す(転生霊童の探索)。そして見いだされた子供が今のダライ・ラマ。チベット僧は生涯独身なので世襲はあり得ない。そして彼は子供の頃から仏教の英才教育を受けることになる。この辺の経緯は映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」か「クンドゥン」を見てください。

まぁ、つまり何が言いたいかというと、こういう風に子供の頃から周りからちやほやされていると北朝鮮の金正日みたいにアホな世間知らずになりそうなものだが、このダライ・ラマはただ者ではない。

日本から来た記者に

「あなたは先代ダライ・ラマの生まれ変わりだと思いますか?」

と聞かれて(この質問もずいぶん失礼だと思うが)

「いいえ、全然思いません。私自身そういう実感はないですし・・・・。ただダライ・ラマ5世の夢を見ることはあります。彼は夢の中でいろんな事を私に教えてくれます。」

これもすごいね。自分が生まれ変わりだなんて思わないって・・・正直なおじさんだ。

この人は自分を偉く見せようとする考えがぜーんぜんないみたいだ。聖教新聞が「会長が何賞をもらいました」だの「何市から表彰されました」だの、自慢大会ばっかりやっているのとは対照的。

たびたび来日しているんだけど日本のマスコミはあまり報道しない。チベット占領の問題を抱えているから中国に配慮しているんだろうけど、ノーベル平和賞もらってる大物の来日を伝えないなんて日本のマスコミも腰抜けだね。特に朝日新聞!(ほんとに全然報道しない)

とにかくこのおじさん、自然体っていうか、肩の力が抜けてるって言うか・・・本物の宗教家ってのはこういう人のことを言うんだろうなあ。



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