霊性と情熱のあいだぐらい

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zoom RSS 偶然の出会い

<<   作成日時 : 2018/07/12 16:21   >>

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またまた前回の続きから。
東京・横浜旅行3日目の話です。
2日目の横浜観光は「1円も使わずに、目一杯遊んだ」わけですが、最終日である3日目は、当初の目的でもある「ワタリウム美術館」が予定に入っています。
でも、ワタリウム美術館は夕方に行くつもりなので、午前中は完全にフリーな状態でした。
「上野にパンダでも見に行くか・・・」
シャンシャンですね(笑)。上野公園に行けば、時間が余れば美術館もあるし、暇つぶしにはちょうどいいでしょう。

しかし、当日は日曜日だったこともあり、上野公園は満員御礼状態。
特に、動物園のチケット売り場は、親子連れでごった返しており、「なんとなく入る」には、ちょっと過酷な状況です。
国立西洋美術館も、開催されていた「プラド美術館展」が最終日だったようで、入り口前はかなり混雑していました。
私は田舎者ですので「人混みが苦手」です。

こうなれば「国立博物館に行こう!」と急遽、予定変更です。
東京国立博物館は、過去に何度も入ったことがありますが、「常設展」のほうは大抵、日曜日でも人が少なく、ゆっくりするにはうってつけの場所なんです。
現在、そこでどんな特別展をやっているか分かりませんが、「興味がない展示なら見ない」つもりでした。
国立博物館は、常設展だけでも1日ではすべて見切れないほどの「膨大な展示作品」がありますからね。

10分ほど歩いて国立博物館に着くと、入り口の大きなポスターに『名作誕生・つながる日本の美術』と書いてありました。
う〜ん、日本画ですか?あまり興味がない上に、チケット代の1600円が高すぎる。

「見るか?」
と妻に聞くと、「どっちでもいい」と返事がありました。どっちでもいいような特別展に、二人で3200円は惜しいですね(笑)。
「じゃあ、常設展だけ見よう」
常設展のチケット代は680円。この料金で半日遊べるんですから、国立の施設はありがたいですね。

チケット販売用の自動販売機の前に一人で並んでいると、入り口で待っていたはずの妻が慌てたように走ってきました。
「スイレンさん、スイレンさん」
うちの夫婦どちらも相手を「さん付け」で呼びます。付き合ってた頃の癖ですね。まぁ、どうでもいい情報ですが(笑)。
「はいはい、もうちょっと待っててね」
「チケットもらっちゃった!」
「はぁ?」

妻の手には、なぜか特別展のチケットが2枚。
「誰にもらったの?」
「知らないオジさん」
「その人、どこにいるの?」
「もう、いなくなった」

何だかよく分からないが、チケットをよく見てみる。確かに本物のようですが、「特別招待券」と書いてあります。美術館側がスポンサー企業に配ったり、新聞勧誘員がお客さんにあげたりするやつですね。

「どうしようか?」
「どうするも何も、せっかくもらったんだから見ようか」

この日、国立博物館に来たのは、「動物園が混んでいたから」であり、特別展も見るつもりはありませんでした。しかし、「謎のオジサン」にチケットをもらい、なぜか特別展を見ることになったんですから「これは何かありそう」ですよね?(笑)。
運命からの重要なメッセージは大抵「偶然」という衣装を着てやってくることが多いものです。まさに今回の旅行のテーマであった「流れに任せる」ことの大切さが、これで証明できるかもしれません。
私たちは、期待に胸をふくらませながら、いざ、特別展へっ!

等身大の木彫りの仏像や、雪舟の水墨画、伊藤若沖の鶏図など、美術の教科書に出ているような素晴らしい作品ばかりでしたが、肝心の「メッセージ」は発見できません。
もともと、日本画などの知識を持たない私にとって、どんな素晴らしい美術品も単純に「すげぇ!」で終わってしまうのです。
2時間近く、じっくり時間をかけて館内を回りましたが、「天は私に何を見せたかったのか?」はさっぱり分からないままで、少しがっかりして展示場を出てきました。

「何か分かった?」
と妻が聞いてきますが、「雪舟がうまい!ってことだけは分かった」と力なく笑って返す。疲れた・・・。

本館につながる通路の途中に休憩スペースがあったので、歩き疲れた私たちはそこでちょっと休むことにしました。
そこにはテレビが設置されており、この特別展が開催される経緯についての解説が流れていたんですが、この内容に私は釘付けになりました。

この企画展は、岡倉天心と高橋健三が発行した「国華」という美術雑誌の「発刊130周年」を祝うものだったそうなのです。現在も継続発行されている雑誌の中では最も歴史が古く、今は朝日新聞が経営を引き継いでいるそうな。
ああ、やっぱりあの「特別招待券」は新聞勧誘員が使っているやつだったのね。
国華は、当初から採算度外視で高級な紙を使用したものですから、途中何度も資金面で行き詰まり、そのたびに、誰かに助けられながら130年の長きに渡り継続発行されていた雑誌なんですね。

「あ、また岡倉天心だ」
昨日、横浜の「ジャックの塔」で岡倉天心のプロフィールパネルを読んだばかりです。つーか、昨日まで岡倉天心のことなんて「全く知らん」という状態だったのに、二日続けて岡倉天心ネタですか?
しかも、このチケットは知らない人から偶然もらったものですし。

「これは岡倉天心について調べろ、というメッセージかな?」と妻に問うと、「偶然じゃない?」とさらっと返答されました(笑)。
まぁ確かに、2回程度なら「よくある偶然の一致」に過ぎません。スマホで岡倉天心を調べようとしましたが、思いとどまりました。どうしても調べる必要があることなら、もう一回ぐらい「しるし」が表れるはずです。3回続けば、「ただの偶然ではない」と信じましょう(笑)。運命に軽く挑戦状を叩きつけるような気分で、スマホはポケットにしまいました。
あまりにも足が疲れてしまったので、この後、常設展のほうはチラッとだけ見て、今回の旅行の最大の目的地である「ワタリウム美術館」に向かったのです。

続きはまた数日中に〜。

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