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zoom RSS 西洋式とインド式の違い

<<   作成日時 : 2018/01/23 20:46   >>

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最近、お客さんからよく質問されるのが「先日、インド占星術の先生に見てもらったんですが、西洋占星術とはどのように違うのですか?」という話です。
う〜ん、西洋式とインド式は「永遠のライバル関係」ですから、なかなか難しい質問です。
インド式と西洋式は、共通点もありますが、計算方式の違いも結構大きいので「両方学んでいます」という人は、あまり多くありません。

しかし、どちらの方式でも、「プロフェッショナル」と呼ばれる人たちは、見事なまでに依頼者の人生を言い当てることができます。基礎となる計算方式が違うのに、どうしてこんなに似たような結果が出るのか、不思議で仕方がないのですが、今回は、二つの占星術の違いについてお話していきましょう。

もともと私が占星術に興味を持ったのは、青山圭秀さんの『理性のゆらぎ』と『アガスティアの葉』という本を読んだことがきっかけです。この話は昔から何度もしているので、常連さんには「またその話かよ」と言われそうですね(笑)。
あれはインド占星術に関する物語なので、本当は私はインド占星術を学びたかったんですね。しかし、当時(25年前)は、日本にインド占星術の解説本はほとんどありませんでしたし、インド占星術は伝統的に「師について学ぶもの」であるため、独学希望の私には西洋占星術しか選択肢がなったというわけです。もちろん、西洋占星術でも、極めればゴール地点はインド式と一緒なので、別に不満はないですけどね(笑)。

一番の大きな違いは「基準点」です。
西洋占星術では、地球の赤道を天体上に拡大した「天の赤道」のラインと、太陽の通り道である「黄道」の交差するポイントのうち、北側の交差点を「春分点」としてホロスコープのスタートラインとしています。
牡羊座の「0度」のことですね。
しかし実は、地球の「歳差運動」によって地軸が揺れているので、この計算上の春分点は、毎年少しずつ微妙にズレてしまうのです。1年で「0.008度」という僅かなものですが、占星術の歴史は長いので、現在では、実際の星座の位置と、占星術の「計算上の星座の位置」はかなり違ってきてしまっているのです。

一方、インド占星術では、太陽系外の「恒星の位置」によって12星座の起点を決めているため、歳差運動による影響がなく、実際の星座の位置と、占星術の星座の位置はぴたりと一致しています。

現在、西洋式とインド式の「牡羊座のスタートライン」は、何と「23度以上」もズレており、人によっては「太陽の入居する星座」が変わってしまうことがあります。

例えば、4月15日生まれは、西洋式では「牡羊座」になりますが、インド式だと「魚座」になってしまうのですね。この事実を知ったら雑誌の占いコーナーが大混乱しますね(笑)。

ちなみに、西洋式の計算方法を「トロピカル方式」、インド式の計算方法を「サイデリアル方式」と呼びます。
これだと、インド式の方が「有利」な気もしますが、西洋式にも優れた利点はいくつもありますよ。

西洋式は天王星、海王星、冥王星などの「外惑星」を含めて「10天体」を使いますが、インド式は土星までの「7天体」を使います。これは西洋式が優位ですね(笑)。
しかしどうやらインド人も、「7天体で説明できない現象がある」ということは昔から気がついていたらしく、その誤差を修正するために、「ラーフ」と「ケートゥ」という計算上の架空の天体を使ってこの誤差を修正します。
西洋式で言うと、ラーフが「ドラゴンヘッド」、ケートゥは「ドラゴンテイル」に当たります。
全体的に、使っている天体の数は西洋式の方がかなり多いので、それだけ「広い範囲の質問をカバーできる」と言えると思います。

もうひとつ大きな違いは、「月の扱い方」ですね。
インド式は12星座以外に、月の入居する部屋を27種類に分割する「ナクシャトラ」という方法を使います。

つまり、太陽と月の組み合わせは、西洋式では「12×12」で、「144パターン」ですが、インド式では「12×27」ですから、「324パターン」あるわけです。おっと、再びインド式がリードです(笑)。

実は、これには明確な理由があって、インド占星術では「相性診断」が社会的に非常に重要な意味を持つためです。
今でも、インド人の9割は結婚前に婚約者との相性を占星術師に鑑定してもらうと言われています。もしそこで「相性が悪い」となれば、本当に破談になることもありますから、かなり重要なテーマなのですね。

月の位置を細かく分けることによって、「太陽と月の組み合わせによる相性」が、西洋式よりも細かく判定できるというわけなのです。インド人にとって、「結婚相手との相性」は、人生最大の関心事なんですね(笑)。

ただ、西洋式でも「天体同士のタイトなアスペクトを比較する」ことによって、この問題はクリアできますから、別にインド式に負けているわけではありません。
他にも、ひとつの星座を3つに分け、天球全体を「36分割」する「デーカン」という方法も西洋占星術では使われ始めていますので、どちらが優位とは一概には言えません。

12星座の意味は、西洋式もインド式も「全く同じ」で、牡羊座は自分勝手だし、牡牛座は物質主義者で、双子座は落ち着きがなく、蟹座は情緒不安定です(笑)。12星座それぞれの性格の説明は、まるでコピーしたかのように一致しており、星座の支配星に関する考え方も完璧に同じです。
ここまで共通点が多いのですから、この二つの占星術は「源流が同じ」と考えて間違いないでしょう。

どちらが正しいか、ではなく、恐らく「どちらも正しい」のですね。当たるかどうかは、方式の違いよりも「占星術師の腕」にかかっていますので、みなさんは、好きなほうを学ばれると良いと思いますよ。

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現在、あらゆる占星術の研究大家は、神戸の橋本航征先生です。
まさこ
2018/01/25 06:10

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