霊性と情熱のあいだぐらい

アクセスカウンタ

zoom RSS 殉教の地へ

<<   作成日時 : 2016/06/13 11:17   >>

ナイス ブログ気持玉 9 / トラックバック 0 / コメント 2

最近、妻がキリスト教に興味を持ったということで、休みの日にはキリシタンゆかりの地や各地の教会へドライブすることが多くなった。
実は、宮城県から岩手県にかけての山岳地域は、「隠れキリシタンの里」が点在している。
特に県境付近は山深い地域であるため、キリシタンが隠れ住むには絶好の場所だったことだろう。
その中でも、特に岩手県一関市藤沢町には、「キリシタン殉教公園」というものがある。
かつて、この地は製鉄が盛んで、岡山から技術指導に呼んだ製鉄職人がキリシタンだったことから、この地に聖書の教えが広まったのだという。
当初、この地を治める伊達政宗は、製鉄技術を持つキリシタンを保護していたが、幕府のキリシタン禁教令の圧力に屈し、一転してキリシタン弾圧に舵を切った。

歴史の中ではほとんど知られることもない事件なのだが、数百人のキリシタンがほぼ全員虐殺され、磔、斬首、銃殺と、その凄惨さは「島原の乱以上」と作家の遠藤周作が記しているほどである。

この殉教公園は、観光地になっていないので、日曜日でもほとんど人はおらず、誰もいない山道を妻と一緒に歩いて登った。途中、イエスの生涯を石版に絵で刻んだものが点在していたが、頂上付近の石版には、「交差する2匹の魚」の絵が描かれていた。
まさか、こんなところで占星術の痕跡を見つけられるとはね。
「交差する2匹の魚」は魚座のシンボルだ。
初期のキリスト教では、十字架ではなく魚のマークがシンボルとして使われていたと聞くが、イエス・キリストの誕生日と何か関係があるのかもしれない。
魚座は「奉仕と自己犠牲」そして「他者との共感」を意味する星座だ。
まさに、人類の罪を背負って、十字架上で死んだイエスにはふさわしい星座と言える。

現在のクリスマスは12月25日になっているが、これは、当時のローマの祭日に合わせて「会議で決められた」だけであって、本当のイエスの誕生日は、どこにも記録がない。

ただし、イエスが誕生した日が占星学上、特別な天体配置であったことは確かなようなのだ。
イエスが誕生した時、マリアのもとには「東方より来たりし三博士」が表れ、赤ん坊のイエスを祝福したという。
日本語では「博士」となっているが、原文では「マギ」と書かれており、当時は天文学者や占星術師を指す言葉だ。
マギの3人・・・メルキオール、バルタザール、カスパーの3人だが、エヴァンゲリオンを見た人なら聞いたことがある名前だろう(笑)。

彼らは天体配置から「メシア」の誕生を事前に予知しており、イエスが生まれる前から、マリアの家に向かって旅をしていたようだ。マリアの元に実際に現れたことから、正確に「場所」まで特定していたことが分かる。

キリスト教と占星術のつながりは結構深い。
クリスマスツリーのてっぺんに飾る大きな星がありますよね?「ダビデの星」などと言われますが、これは木星と土星が20年に一度重なる「グレート・コンジャクション」を指していると言われています。

イエスの誕生日を現代人が特定することは不可能だが、何か極めて特殊な天体配置になっていたことは聖書から読み取ることができる。

さて、殉教公園の頂上付近に着くと、小さな礼拝堂があり、近くには、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世と遠藤周作の碑文がある。
私は25年ぐらい前、遠藤周作にのめり込んでいた時期があるのですが、四半世紀の時を超えて、彼も訪れた誰も知らない「殉教の地」に立つことができるとは、なかなか感慨深い。
小さな礼拝堂には鍵がかかっておらず、誰でも自由に中に入ってお祈りができるようになっている。

「命よりも大事なもの」・・・現代人から見れば、彼ら殉教者は非常識な集団なのかもしれない。しかし、火縄銃を目の前に突きつけられて、それでも「私は信仰を捨てない」と叫べる勇気に、震えるような感動を覚えないだろうか?
私たちには、自分の命を捨ててまで守りたい「何か」はあるだろうか?
彼らは、自分のつまらない人生を覆い隠すために自爆したり、銃を乱射したりするカルトとは違う。

礼拝堂のてっぺんにある祈りの鐘を鳴らし、仏教式に彼らの冥福を祈り、下山した。

画像

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 9
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
いつも記事を読んでみて現代と占星術の
関連の凄さを感じます。


最近海老蔵の妻が乳がん報道が出たの
ですが、スイレンさんのお姉さんの乳がんも
ホロスコープ上に現れていたのですか?


あとやっぱり予約が取りたいです(^_^)
オボちゃん
2016/06/18 11:31
こんにちは、オボちゃんさん。

医者は自分の身内は手術しないそうですが、占星術師も自分の身内はあまり鑑定しません(笑)。
どうしても私情が混じると言うか、よく知っている相手だけに「純粋な分析」ができなくなります。特に「死」に関係したものは見たくないですね。

あと、鑑定枠、平日は結構空いてますよ(笑)。
スイレン
2016/06/22 10:05

コメントする help

ニックネーム
本 文
殉教の地へ 霊性と情熱のあいだぐらい/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる