霊性と情熱のあいだぐらい

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<<   作成日時 : 2015/07/10 13:48   >>

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占星術は完全ではない。もちろん外れることもある。だから「予言」ではなく「予報」なのだ。
ただ、依頼者から出生データだけをもらい、相手のことをまったく何も知らない状態で鑑定しても「当たっている」と言ってくれる人は多い。私自身も経験があるが、占い師が、何の事前情報もなしに自分の性格や生い立ちを言い当てると、ちょっとした感動がある。
今まで人生を悩みながらフラフラと生きてきたのに、そのすべてが「予定通りだった」と言われたとき、腹を立てる人もいるだろうが、私は素直に感動する。
「天は自分を見てくれている」・・・そんな感覚がするのだ。
自分はこの宇宙の中で孤独な存在ではなく、確かに見えない何か大きなものと繋がっている・・・占いと言うのは、私たちにそういう感覚を与えてくれる。

ただ、これを科学として扱うためには、どうしても「再現性」が必要だ。
つまり、同じ出生図を解読した場合、私の解釈と、別の人の解釈が一致する必要がある。
これが、再現性。小保方晴子が「研究不正」の認定を受けたのは、その結果に再現性がなかったからだ。
凄腕の霊能力者が、未来を正確に言い当てたとしても、他の人間にも同じことができなければ科学的予測とは認められない。再現できないからだ。

もともと当てることが目的ではない占星術もある。
鏡リュウジ氏が中心となって広めている心理占星術も「当てることよりも依頼者の参考になること」を目的としているんだそうな。
心理占星術をはじめとする簡略化された現代占星術は「性格こそが人生を創る」と考えるからだ。ホロスコープとは、その人の性格や心理的なパターンを示すもので、それが外界に投影されて運命を作り出す、と言う理論。だから、心理占星術でカウンセリングを受けて性格改善すれば、運命だって変えられるというわけだ。
ある意味では正しいと思う。自己啓発系の「思考は実現化する」といった考えとも一致するため、現在ではこの考え方が主流となっている。

しかし、だ。
もし性格改善して運命が良いほうに変えられたとして、自分の意思ではコントロールできない天変地異や、経済不況、政変などにはどうやって対処したらいいのだろう?

私は東日本大震災の津波を経験している。いくつもの街がこの世から消滅し、同じ町の人間が一度に3千人以上も死んだ。
心理占星術を使って性格改善していたとして、津波はその人を避けて行っただろうか?

迫りくる死の危険、人生すら根本から変えてしまうような大きな社会的事件、そういうものを事前に察知できなくて、何のための占星術だというのか?

ちなみに私は鏡リュウジが結構好きだ。彼は古典占星術も含めて、ありとあらゆる技術に精通している。その上で、彼は自らの意思で心理占星術という分野を選んだ。だから、私とは目指すところが違うが、立派な男だと思う。

再現性を確保する一番の方法は、技術と情報を共有すること。そのためには、占星術教室などを主宰することだと思っているんだが、まだまだ道のりは遠い。しかも、私の技術はこの世界ではかなりアウトローだし(笑)
私が敬愛する石川源晃も、「孤高の占星術師」などと呼ばれ、この世界のスタンダードにはなれなかった。

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