霊性と情熱のあいだぐらい

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zoom RSS 本当の結婚記念日

<<   作成日時 : 2014/11/03 13:09   >>

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ここ2ヶ月の間、仕事の合間に図書館に通い、占星術の勉強を進めていた。プロの占星術師の実力を調べるために、何件か鑑定の依頼をしてみたが、みな素人に毛の生えた程度の実力しか持っておらず、私を大いに失望させた。つーか怒らせた。
あるサイトで、一番人気だった占星術師にメール鑑定を依頼したところ、送られてきた鑑定内容がほとんど占星術ソフトのコピペ!しかも、アスペクトの誤差(オーブ)を極限まで広く取り、アスペクトの数を水増し。膨大な数となったアスペクト解説をすべてコピペしてよこしたのだ。
文章は膨大な量になるが、占い師本人が解釈した部分はごく僅か。相互に矛盾するアスペクトをそのまま解釈せずに載せているんだが、「あなた自身で気になった部分だけ読んでください。そのインスピレーションが最も正しいと占星術の世界では言われています」との解説がつく。私は占星術を20年以上やってるが、そんな話は聞いたことございません。
あまりに腹が立ったので、「これはコピペですよね?少しはあなた自身の技術を見せたらいかがですか?」と返信したところ、「はっはっは、私の予測したとおりクレームを言ってきましたね。あなたがそういう人なのはホロスコープから分かっていましたよ。神秘を否定するのは良くないですよ」と返って来た。呆れてモノが言えない。
こういう三流以下のペテン師が占いの世界では一番人気なのか。かつて占星術研究家の石川源晃は「占星術師の敵は、科学者でも宗教家でもなく、占星術師である」と語ったがその通りだろう。
私は占い師ではない。だが、これほどにインチキ占い師だらけのこの業界のおいて、私自身が占術家として打って出ることには意味があるかもしれない。もちろん、私の鑑定も間違うことも多い。しかし私は一切、直感や霊感などと言う「再現性のないもの」は使わず、純粋に計算によって「起こりうる可能性のもっとも高い現象を予測する」。再現性のないものは科学とはならないし、弟子に伝えることもできない。そのため、占いと言うよりは天気予報に近い。敢えて言うなら「運命予報士」といったところか。

ブログで以前、妻と知り合ったときの日付や場所が極めて正確にホロスコープに示されていた事は書いた。
同様に、結婚の日付についてもホロスコープは非常に正確に私たちに教えてくれていた。それに気がついたのはずっと後のことではあったが。
私と妻は遠距離恋愛であったため、結婚の日取りについてはかなり迷いがあった。妻の親戚や友人は飛行機で来なければならない距離に住んでいるのだから。
プログレスとトランジットの技法を用いて予測した「結婚するのに良い日」は、私が2011年3月〜5月。妻は2011年1月〜3月と計算できた。さらにハーフサム(調波)の時期表では二人とも2011年3月が最適と出た。
すべての条件が重なるのは3月だけなのだが、私は占いよりも現実的判断を優先することにした。もともと私は占いに従わない研究家なのだ。年度末の3月では私たちも、出席者にとっても忙しい時期に当たるだろうし、それならば式場の予約も空いている1月なら料金も安くできるだろうと判断。2011年1月に私たちは結婚した。
しかし、占星術で予測された日を正確に割り出すと2011年3月10日〜17日までの間である。お気づきだろうか?東日本大震災の発生時期である。
結婚後の私はのしかかる責任による不安から、妻とケンカを繰り返していた。結婚当初から、お互いの心には相手への不信感が拭いきれないでいた。
結婚から2ヵ月後の3月11日。朝に妻を石巻市内に送り届け、私は仕事に。そして午後に地震発生。津波から逃れた妻は石巻市役所へ非難したが、市内全域が水没し、妻は市役所に閉じ込められてしまう。
当初は携帯も繋がっていたが、12日の朝になって電話は完全に不通に。
妻には持病があって、一日二回薬を服用しなければならないが、連絡も取れず、私は不安で気が狂いそうになっていた。
3月13日。私は妻を救出するために、水没した市内に入ることに決めた。未だに津波警報は解除されず、強い余震は続き、防災無線からは何度も警報が鳴り響く。「死ぬかもしれない」と本気で思った。でも、妻を見殺しにはできない。
私は真っ黒い泥水の中を歩き始めた。
同時刻。市役所に閉じ込められていた妻も、「夫のところに帰らなければ」と決意を固めて、自力で脱出を試みていた。私は市役所までの最短ルートを歩いていたが、妻は水位が比較的低い迂回ルートを選んでいた。そのため、二人はすれ違いになってしまうのだが、同じ時刻、お互いのことだけを考え、命の危険を冒した、という意味において「精神的な結婚」はこの時成立したと思われる。ハーフサム上で、金星・火星の軸に木星の接触、この日の誤差はわずかに0.3度だった。
それにしても、もともと結婚の日取りをこの時期に設定していた場合、結婚自体が延期になっていたと思われる。交通機関はすべてストップ。電気もなく、あたりは死体だらけ。こんな状況では結婚式は絶対に不可能。
私が2ヶ月切り上げて式を行うことも、あの日、妻が津波の到達地点にいたことも、偶然だったのか、シナリオどおりだったのかは分からない。しかし、後から振り返ると、すべてが計算通りに緻密に物事が進んでいたような気がするのだ。
これほど緻密な技術がありながら、あの日、誰一人救うことができなかった世界の占星術師たちは、そのことを大いに恥じるべきなのだ。ネットや、雑誌の占いコーナーで小遣い稼ぎをすることだけが占星術の存在理由ではないのだから。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
スイレン禅師の鑑定、ぜひ実現していただきたい。禅師が占星術師を名乗らないのはあまりにもったいないです。本物を求めています。
ななし
2014/11/06 16:04
奇遇です!
私も、ここ1か月半くらい、西洋占星術の勉強をしています。
(スイレン禅師さんのブログ、更新がないなあ〜と寂しく思いながら)

私は西日本在住なので、どう考えても直接お伺いできない・・・のですが、
もし、スイレン禅師さんが、通信でも鑑定してみようと思われた際には
ここで告知してください!お客さんになります・・・いえ、ならせてください。お願いします!
こえり32
2014/11/08 10:03

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