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zoom RSS 生と死をわけたもの

<<   作成日時 : 2011/05/06 20:36   >>

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震災から2ヶ月近くたつが、宗教家やスピリチュアリストと名乗る人物たちから「このような悲劇はなぜ起こったのか?」についての明確な発言はない。
翻訳家の山川夫妻も、相変わらず「今度発売される私の本を買ってね♪」と繰り返すばかりで、私が発した問い「この震災の意味が『学び』だというならば、亡くなった人々にとってはどんな意味があったのか?」については答えてはくれない。
私がたびたび批判しているせいかどうかは分からないが、5月1日の山川夫妻のツイッターには次のような書き込みがあった。(普段から彼は自分を批判するブログや2ちゃんねるを気にしている)
人を批判しなくなる、と人生は好転してゆきます。でも、批判したいのに、我慢している、と言うのではだめ。自然に批判しなくなったら、人生がかわります。自分を好きになること。自分を愛すること、ありがとう、と感謝すること。自然に感謝できるようになるといいですね。

未だに、こんな寝言を繰り返しているのですね。
批判精神は健全な民主主義には必須である。ないものを「ある」と言い、見えないもの(天使)を「見える」と言って金儲けをするような人間を批判するのは社会正義だし必要なことでもある。私が知りたいのは、批判しなければ人生が好転するだとか、ツイてるって百回言えば運が良くなるなどというおまじないのような話ではなく、津波で死んでしまった人と、生き残ってしまった私たちとの違いはなんだったのかと言うこと。
人を批判するのが悪ならば、今回の津波で一番先に死んだのは私だったはずだ。20年以上にわたって精神世界に関わっているが、私ほどスピリチュアルや宗教団体を嫌って批判している人間はいないだろう(詳しいからこそ、彼らの詐欺手法がよくわかる)。
生と死をわけたものはなんなのか?7割もの生徒が亡くなった大川小学校の生徒たちが私以上に罪深かったとは思えない。「明るい未来をイメージすれば必ずそうなる」・・・・何の根拠もなしに精神世界の住人たちはそう主張する。しかし、今回亡くなった人たちはみんな悲観論者だったろうか?将来の夢や希望に胸をふくらましていた人たちがたくさんいたはずではないだろうか。
思想や宗教の違いも関係がない。沿岸部の多くの仏教寺院が流された。キリスト教の教会も倒壊した。「教団の教えに従えば幸せになれる」と公言していた創価学会や立正佼成会の会館も被災し、会員にも多くの死者を出した。池田メーヨカイチョーの教えに忠実に従っていても天災から逃れることはできなかったのだ。
悪人だけが死んだわけではないし、信心深い人たちが助かったわけでもない。亡くなった人と生き残った我々を分けたものはただ「運」でしかない。
「イメージすれば運命は変えられる」・・・・多くの本に説かれていることだが、私はそれが嘘だと断言できる。津波はプラス思考の人間とマイナス思考の人間を選別などしていなかった。善人と悪人も区別していなかった。
私たちの意志とか努力とは関係のないところで生と死は分けられた。
それがただ単に「運」でしかなかったことは、奇跡的に生還した被災者が口をそろえて証言する。「私はただただ、運が良かっただけです」。目の前で友人や家族、同僚たちが死んでいくのを見ながら生き残った人々が、搾り出すように発する一言が「運が良かっただけです・・・」なのだ。
みんな知っている。自分は善人だから、信仰を持っているから、積極思考だから、プラスイメージを持っているから・・・・そんな理由で生き残ったのではないことを。
山川紘矢のようなインチキ老人が何を言おうと、神を信じていても悲劇は回避できないし、「ザ・シークレット」で説かれているようなプラス思考を習慣化していても津波は避けてはくれない。
だからこそ知りたいのだ。その「運」というものの本質を。その「運」とは、サイトーなんちゃらが言っているような、「ツイてると言えば運が良くなる」などという軽いものではないはずだ。もっと人知を超えた大きな意思のようなものによって決められている「運命」。
「批判しなければ人生は好転する」などは嘘っぱちである。どんな批判にも揺らがない理論を提供する義務が、自称スピリチュアリストの彼らにはある。何の信念も確証もないことを本に書いて金儲けするようなエセ・スピリチュアルは必要ない。私たちは真実が知りたいのだ。遺体安置所で、多くの泥だらけの死体に囲まれながらでも信じられるほどの「真理」こそが欲しいのだ。

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スイレン様、本当に大変でしたね、心よりお見舞い申し上げます。
同時に現地の一刻も早い復興とスイレン様始め、被害に遭われた皆様の心身共なる平安が少しでも早く訪れますように祈念します。
震災地と離れた場所にいて、このような月並な言葉を発することしかできない自分自身が歯がゆいですが、私も先月、最愛の母を突然の病で亡くしました。気が狂わんばかりの悲しみと今後の不安で現在もうつ状態が続いているところです。被災者の皆様の辛苦に比べれば、取るに足らない個人的な事象にすぎないかもしれませんが、逆にそういう状況でありますので、僭越ながら被災された皆様の苦しみが心に響きます。
ポール
2011/05/13 13:46
(続きです)
さてスイレン様、私も以前より仏教や精神世界の事柄に興味を持っております。ただ特定の教団に所属しているわけではなく、つまみ食いのように関係書物やサイト・ブログを読んでいる程度の傍観者です。
印象批評ですが、どの書籍やブログにも良い事がたくさん書かれてあるのに、どこか自分を蚊帳の外に置いた、当事者意識のない、現実知らずのうすっぺらな言葉の羅列が多いように思います。
私達が本当に欲するのは、山川某のような手合いが書き散らしているような軽い真理ではなく、スイレン様が書かれる、まさに「遺体安置所で多くの泥だらけの死体に囲まれながらでも信じられる」真理だと思います。
ところでブログNO.1だとか言われている伊勢白山道の文章をたまたま本日、目にしたのですが、ブログ主の人物は末尾に次のような文章を載せています。
「東北で被災した多くの人々が、感謝の言葉を口にされています。あんな酷い目に遭ったことが原因ですが、それでも感謝をたくさん口にされています。
生死を超えた存在(神)の視点では、それは幸いなる人々なのです。
必ず終わる短い人生の間で、何が本当の幸福なのかを、多くの人々が気付くべき時代に来ています」
その言葉を両親を亡くし、家も津波で失った幼い子供の前で言えるのかと怒りを覚えました。(本人はそういう被災者こそが本当の幸福に気づくことができる人だと励ますつもりで書いているのかも知れませんが)
この人は組織を否定した信仰の本質的な事柄に言及しているのを見たことがあるので、おもしろいブログだと個人的には思っていましたが、どうも最近は、こうした洞察鋭い美辞麗句の裏に、強い毒が混入され、多くの読者が洗脳されているのだと感じるようになっております。
本当に宗教や精神世界というものは巧い言語表現や作者の知識の多寡に騙されてはならないなとつくづく思います。
ポール
2011/05/13 13:46
ポールさん、こんにちは。
大切なのは「何を語ったか」ではなく、「どう行動したか」だと思います。
モンキーマジックというバンドのカナダ人メンバー二人(プラント兄弟)は震災直後からボランティア活動を行っております。ボランティアセンターには登録せずに、毎日一軒一軒をまわって「何かできることはありませんか?」と聞いているそうです。
それに比べて、宗教家やスピリチュアリストたちは何をしているのでしょうか?「悲しいニュースは見てはなりません」などと吹聴し、マイナスの情報はすべて悪だと決め付け、悲観的なニュースを見ないために海外で悠々バカンスを楽しんでいる山川夫妻のような人物もいます。
伊勢白山道なる人物も、自分の家族を失ってもなお同じことが言えるのなら、その言葉に重みもあるでしょうが、安全な地域から「神の視点」などと語られても説得力に欠けます。東北人は感謝を口にしますが、決して「あの災害があって良かった。あの災害のおかげで本当の幸福に気がつけた」などとは思っておりません。我々にとっての幸福とは愛する家族や仲間たちと共に過ごす日々だったのですから。
スイレン
2011/05/14 19:30

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