霊性と情熱のあいだぐらい

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zoom RSS 声が聞こえる?

<<   作成日時 : 2010/04/20 19:59   >>

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嫁が言うのには、ワシの良いところは「信じすぎないところ」だそうな。
確かに、宗教や瞑想、占星術など、非常に怪しく、なおかつ詐欺師の多い世界を趣味にしながら、今のところ被害にあっていないのは生来の疑り深い性格のおかげだと思う。
精神世界には「子供のように素直に信じなさい」とか「疑う人間よりも信じる人間の方が犯す過ちは少ない」などという言葉もあるが、ワシはそう簡単には信じない。「疑念」こそがワシの原動力である。

ベストセラーになった、ニール・ドナルド・ウォルシュの「神との対話」
アイリーン・キャディの「神は私にこう語った」
どちらも、自分の内なる声との対話形式の本だが、実際に自分の内面から声(幻聴?)が聞こえたとして、その声の主が神であるという確信はいったいどこから来るのだろうか?
どちらの本もじっくり読んだが、確かにいいことは書いてある。だが、それは世間に出回っている精神世界系の本の内容と酷似しており、神が語ったにしてはあまりにも平凡だ。
いやいや、真理に平凡も奇抜もないんだから、これでいいのかもしれないが、この二冊の中に出てくる神はキリスト教をとてもひいきにしているようだ。
聖書のセリフの引用が随所にみられる。それどころか、「聖書の何章何節はこういう意味だ」と聖書の内容の解説までしている。まぁ、なんて親切なのかしら、まるで宣教師みたい♪
ワシが仏教徒だから言うわけじゃないが、神が特定の宗教を特別扱いすることは不自然だ。宗教が誕生する以前から、真理は真理であったし、これからもそうだろう。真理は人間が勝手に作った宗教などという枠には収まらないので、神が特定の宗教に肩入れするとは思えない。
二人が聞いた「声」とやらは、どうにもこの二人が元々持っていた知識から生み出されたものではないかという気がしてくる。ならば、やはりこの本の内容も、「いいことは言っているが、真理とは呼べない」シロモノではないのか。

一応、擁護しておくと、高次の霊などが現れる場合、「その人が最も信頼するものの姿で現れる」と言われている。
仏教徒の人のときは観音様の姿、キリスト教徒なら天使、無宗教の人なら亡くなった祖父の姿、宗教を信じていないが神の存在はなんとなく信じているような人なら「白ひげの老人」の姿で現れるかもしれない。
これは「観音経」という経典の中にも出てくる話で、「観音様は相手に合わせて様々な姿で現れる」とされる。

だから、ニールとアイリーンが会話したという「神」が必ずしもインチキとは言えないだろうが、何の疑いもなく「声が聞こえた。これは神の声に違いない」と信じてしまう精神構造にはやや危険なものを感じます。

ワシは「天使の声が聞こえる」とか「霊と話ができる」と公言する人には警戒するようにしております。
彼らは病気か、妄想癖か、詐欺師か、それともホンモノか。それは彼らの生き方によってしか判断できません。
アイリーン・キャディは5人の子供の母親でしたが、既婚の男性と恋に落ち、子供を捨ててその男のもとへ行きます。その後、この男性の妻と奇妙な同居生活が始まりますが、「声が聞こえる」と言い出したのはこの頃からです。
精神世界に関わる人は、このような背景をキチンと踏まえた上で読むべきだと思います。

瞑想中に「声」が聞こえることや、夢の中でハッキリとしたメッセージを受け取ることは稀にありますが、それが正しい内容かどうかの判断は難しい。予言めいたメッセージがあってもそのとおりにならないこともあるし、「声」が道徳的でない指示をしてくることもあります。「精霊が応援しろと言ったから鳩山さんを応援する」などとバカなことを言ってる大御所には言うだけ無駄ですが。

ちなみに、アイリーンに向かって、この「声」はハッキリとこう言っています。
「私はあなたの意識です」

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